MySQL入門以前

MySQL入門以前

MySQL入門以前


これは良書。PHPMySQLの全体像がくっきりと解ってしまう凄い本。
最初はPHPを勉強するつもりで、はてなの人力検索で薦められていた別の参考書をパラパラとめくっていたんだけど、さっぱり解んなくてさ。MySQLも一緒に覚えないとだめだよってことだけ知って、買った本がこれ。
最終章に書かれている著者の言葉が以下の文章なんだが、

このようにある程度でも実際に使えるモノを作っていくというアプローチは入門書では一般的な方法ではありません。入門書では、もう少し抽象的な例で論を進めていくのが普通のやり方です。たとえばしょっぱなで「Hello world!」という文字列を画面に表示するとか……。わたしはこのアプローチこそがコンピュータ言語(PHPMySQLを「言語」と言い切ってしまうのには抵抗がありますが)学習の最大の障壁あると考えています。
そこには具体的な夢も希望もないからです。
これは自然言語、つまり外国語の習得とも一脈通じるところがあります。まったく見も知らない外国語の文法書を買ってきて独学し、まがいりなりにもマスターするのはすごい努力が必要でしょう。常人にはほぼ不可能なことだと言っていいと思います。しかし、恋人が、あるいは仕事上のパートナーがその外国語しか話せないとしたらどうでしょう。あるいはその言葉しか通用しない地域にひとり放りだされたらどうでしょう。数日もしないうちに、基礎的なコミュニケーションは可能になるはずです。ごく短時間で日常的に発生する必要はまがりなりにも満足させる程度の言語能力は見につくはずです。
コンピュータ言語でも事情は同じです。「手段として日々使う」ことで短期間に習得することが可能です。〜〜
p362

このスタンスで、実際に「なんでもデータベース」というデータベースを、何度も同じことを繰り返し丁寧に行いながら、構築していく本。高校も大学もガチの文系の非プログラマなぼくでも、手順どおりにやっていったらデータベースが作れてしまった。まあ同じものを作れっと言われたら、何度も読み返しながらじゃないと無理だけど。
それでも、データベースとはどういうもので、PHPを使っていろいろなことができるんだ、という全体像が掴めた。巷に溢れている入門書を読む以前に読む本。知り合いがよく理解できたってことを「ハラオチ」って表現しているのだが、まさにそんな感じ。ようやく学習へのスタートラインに立つことができた。