7月5日の土曜日

昼に起きた。どうしようもなく暑い。クーラーをつければいいのだが、つけたくない。狭い部屋でのクーラーってどうも温度調節が上手くいかないしさ。腹が減っていたので、近所のコインランドリーに行ったついでに、蕎麦とビールを買って、家で扇風機を回しながら食べる。このアパートには屋上で洗濯物が干せる。洗濯の時、ここぞとばかりに屋上で太陽を浴びる。ビタミンなんとかよ、生成されてくれ。それから夕方まで文庫本を読む。隙間風&100%和室のこの家は、体温が上がっていなければ、意外にも涼しい(冬は悲惨だが)。夕方、洗濯物を回収しに屋上へ。秋口のようないい風が吹いていた。日は照っていたが、たいした直射日光じゃない。このアパートの屋上は、平らではなく、凸型で、この尖った部分には貯水タンクが置いてある。ざらざらした、ちょっと錆びた安っぽい鉄パイプでできた梯子で登らなければそこにはたどり着けない。登った先の、アパートの一番高いところには柵もなにもないので、少し危険。入居した時、一度登ったことはあったが、それ以来行っていない。なんとなく、そこに登って「うむ、いい天気だ」と仁王立ちしていたのだが、同じアパートの住民が屋上に現れたので、あわてて座りこむ。見つからなければいいなと思ったが、目が合ってしまう。かるく会釈。会話はない。ほどなくして、その住民も干していた洗濯物を回収して、屋上から去っていった。そのままの座った姿勢のまま、ぼーっとする。ちょっと夕暮れで、風に吹かれて、屋上なんかでさ、マンガみたいなシチュエーションだな、と一瞬思うが、美少女や美少年、ましてや不良でもなく、ただの無名のサラリーマンなんかが屋上で佇んでもなんの絵にもなりゃしねーな、と、ただただぼんやり。しばらくして、部屋に戻って、読書の続きをする。今日はこれでおしまい。