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広告放浪記

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大阪の堂島周辺の弱小広告代理店で働く男の話。話っていうか、浅暮氏のエッセイ。20年前の、堂島界隈、大阪のキタが描かれている。食べ物屋の記載が多い。内容は、新卒時代から二年目の転職するまでの話が載っている。え、こんなところで終わり、と思わず口をぽかーんと開けてしまうラスト。続きがあるのかどうか知らないが、非常に気になる。何も前知識もなく読むと「ああ、この人はコピーライターで名をあげ、今、作家としても活動しているんだな」って思うが、作家としての浅暮氏の作品を別に読んでいるぼくにとって「え、コピーライターを目指していたのに、なぜ今作家に!?広告業界で骨を埋める気概が本作からビシバシ感じてくるのに、なぜにどうして『ダブエストン街道』??」20年後の、メフィスト賞という、あの一風変わった賞へ応募するあたりの話が読みたくなるではないか。