「不愉快なことには理由がある」を読んだ。

不愉快なことには理由がある

不愉快なことには理由がある

橘玲の著書がけっこう好きでさ。

この人のスタンスが「専門家」ではなく「素人」なのが良い。興味のおもむくままに、調べてそれを分かりやすく噛み砕いて説明する姿勢は、先日読んだ、池上彰と似た所がある。

そして、良い意味でスノッブな感じが、僕には非常に合う。

いくつかブログで読んだ記事もあったが、僕は鳥頭なので、大体忘れているので問題なく楽しめた。

例えば、こんな話が掲載されている。

  • 高校生のセックスの相関図。単独のパートナー以外を持っている人を対象とした、ソーシャルグラフを作成し、どのように人間関係の和がつながっていくのかを研究した内容。
  • アメリカ人の平均身長は175cmなのに、企業のCEOの平均身長は183cmである。強いリーダーは喋っている内容云々よりも、大きい奴が選ばれやすい。
  • 日本人は本当に決断できないのか?
  • 能力などは悲しいくらいに遺伝。
  • 白人がアフリカで野生動物の毛皮をゲットするためのハンティングをやめさせるため、動物保護団体が一生懸命に保護したところ、害獣である豹を軒並み現地人が殺して、最終的には絶滅してしまった話。
  • 富は不正がなくても集中する。3丁目の夕日のような時代こそ、不動産を持っていた人たちに富が集中していた。

「一つの正しい意見」に支配された社会よりも多様な「風変わりな意見」のある社会のほうが優れている。この観点をベースに国家やら恋愛、制度や考え方など多岐にわたった内容。

それ故に、書き出したらきりがないくらいに、話があっちこっちに飛んで、なかなかまとめることは難しい。多様な価値観が掲載されていて、「正しい」と思われていることは本当に正しいのだろうか、と云う面白さが本著の楽しみかただ。

興味を持ったならば、一度、著者のブログを見てみると良いよ。

http://www.tachibana-akira.com/