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資産防衛マニュアル

再び、橘玲の本。

今回は金融商品の説明とこれからの日本が進む未来を三つに分けて予想を立てた内容となっている。

日本経済の未来は以下の三つ。

  1. 楽観シナリオ アベノミクスが成功して高度経済成長がふたたび始まる
  2. 悲観シナリオ 金融緩和は効果がなく、円高によるデフレ不況がこれからも続く
  3. 破滅シナリオ 国債の暴落(金利の急騰)と高インフレで財政は破綻し、大規模な金融危機が起きて日本経済は大混乱に陥る

上記の内容を、どのような状況で、なぜ、どのように起こるのかを著者の知っている知識を元に展開している。

金融商品の説明の本ではないので、リスクなどに関してはサラリと深く書いていないのだが、ここから興味を持つにはとてもいいきっかけになる本。

「リスク」に対してどれくらい「ヘッジ」できるのかをテーマに書かれた本。

作者のブログより、少し引用。

これから実施されるであろう史上例を見ない大規模な金融緩和(リフレ政策)の効果については、
経済学者のあいだでも10年以上にわたってはげしい論争(というか罵り合い)が続いています。

ある高名な経済学者は、
「日銀が市場に大量のマネーを供給しさえすれば日本経済は復活し、経済成長による増収に
よって財政問題も解決に向かう」と主張します。
それに対して別の高名な経済学者は、「デフレは日本経済の構造的な問題で、
日銀はすでにじゅうぶんすぎるほど金融緩和をしており、
これ以上なにをやっても効果はない」といいます。

なかには、
「いずれ国債が暴落して財政が破綻し、ハイパーインフレになる」
と警告 する経済学者もいます。

アベノミクスによって私たちは早晩、この「神学論争」の決着を見ることになるでしょう。
いずれの論者が正しくても、そこに待っているのはこれまで経験したことのない新しい
世界にちがいありません。