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ハゲに悩む・・・

ハゲに悩む: 劣等感の社会史 (ちくま新書)

ハゲに悩む: 劣等感の社会史 (ちくま新書)

髪を取り扱う本は企業がバックにいる礼賛する系の本か、バッシングの二つが多い。この本はそのどちらでもなく、広告や発行された本、言説された新聞などから、その時の「髪」を取り巻く商売や雰囲気を取り扱っている、社会学・社会史的な本にあたる。

中でもぼくが興味を持ったのは、各社の広告コピーとその背景にある雰囲気。資生堂から始まる育毛剤のオープンな雰囲気作りってのが面白かった。マイナスイメージがある業種をグンと売上を伸ばす時、マイナスからプラスへの転換点が必ずあり、一般の人がふらりと育毛剤を購入できるようになったのは、資生堂の戦略だろう。

しかし、自分が脱毛を治す方法として一番信じている「健康改善」は戦後からずっと言われ続けられているんだなぁ・・・。