11月下旬の読書

 

ダブルアップ (宝島社文庫)

ダブルアップ (宝島社文庫)

 

なにぶんタイトルがいい。

ただ内容はそれほど面白いものではなかった。同じようなジャンルだと「ヤミ金ウシジマくん」の方が断然面白い。解説を書いていた馳星周も若干老害っぽい発言が多くて、残念感がパない。中学生の頃は馳星周カッケーって思っていただけに辛い。

 

暗礁〈上〉 (幻冬舎文庫)

暗礁〈上〉 (幻冬舎文庫)

 

 

暗礁〈下〉 (幻冬舎文庫)

暗礁〈下〉 (幻冬舎文庫)

 

完全に黒川博行の「疫病神シリーズ」にはまっている。

今回は佐川急便の警察の癒着が話のテーマ。こんなこと書いていいのかってほど、つっこんでいる。黒川作品は面白いわぁ。こんなにはまるとは思わなかった。読んでいて、関西弁が伝染る。

 

螻蛄(けら)―シリーズ疫病神 (新潮文庫)

螻蛄(けら)―シリーズ疫病神 (新潮文庫)

 

で、疫病神シリーズ第4作目。

まさかの東本願寺の紛争「お東騒動」がテーマ。解説のフジの人が書いている内容に思わず笑ってしまった。

たとえば、黒川さんの一連の作品に出てくる公務員(警察官を含む)にそうした傾向がみてとれる。一部例外を覗いて、建前を押し通すだけで全てを無難に過ごそうとする無能官史か、その地位を利用して金儲けを考えるゴロツキの2種類しか登場しない。

そう、本当にろくな警察官が出てこないのだ。なんか既視感あるなあ、と思ったら福本伸行作品だ。カイジとかアカギとか。金に飢えた亡者共がわらわらと出てきて、女性が一切空気という作風。まさに福本作品に雰囲気が似ている。

ようやく次は直木賞とった「破門」だ。黒川作品はまだまだ未読作品が多いから、しばらくは楽しい時間が過ごせそうだ。